IMSS丹羽尉博氏,KEK技術賞を受賞

物質構造科学研究所 放射光科学第二研究系技師の丹羽尉博氏は,平成24年度KEK技術賞を受賞した。

受賞対象となった技術は「二結晶型波長分散XAFSシステムの開発」。波長分散型XAFS(ザフス,X-ray Absorption Fine Structure / X線吸収微細構造)は,放射光を利用した実験手法の一種で、,入射するX線のエネルギーを変えながら物質による吸光度を測定し,注目した原子の周囲の局所的な構造や化学状態を調べるもの。

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二結晶型波長分散XAFS装置はフォトンファクトリーARのビームラインNW2Aで2008年から利用されている。これまで見分けることのできなかった金属触媒の酸化還元反応の様子を捉えるなどの成果を輩出,XAFS利用研究の拡大に貢献したことも高く評価された。

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