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3D白色干渉顕微鏡による三次元表面性状測定とその応用

近年の微細加工における精度の向上は目覚ましく,加工部品の表面に仕上げ加工を施し,機能性を付すことで付加価値を高めるプロセスが広く実用化されている。例えば表面加工によって摩擦を低減,または付加することで部品同士の動力伝達を […]

光技術者として日々の研究にいそしむ著者が,これまでの経験や日常を通じて感じる光に関するあれこれを,肩ひじ張らずに綴る人気のコラム。その飄々としたキャラクターも魅力の一つです。

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五色の亀に連れられて─妄想浦島─

浦島太郎は,日本人ならば子供から大人まで知らぬ人はいない定番の昔話だ。幼稚園などでは,今でも発表会で幼い児童たちが浦島太郎や乙姫様,亀,そして踊る鯛やヒラメなどを無邪気に演じているようだ。しかし,誰しも大人になるにつれて […]

花粉光環の品位

今年の春は,飛散する花粉の量が近年では最も多いそうだ。なるほど,自宅に置いてある車は粉をたっぷりとかぶって薄緑色に変色している。 近隣の車も同様だから,我が家だけが洗車をサボってこうなったわけではない。見上げれば晴れだと […]

メコンの余韻

ラオスの古都,ルワンパバーンに行ってきた。町全体が世界文化遺産に指定されている仏教の町だ。今回の旅の一番の目的は,メコン川をゆっくりと眺めることである。特に理由があるわけでは無いのだけれども,ただ何となくメコン川を眺めた […]

遠赤外線の効能

寒い季節になると暖かいインナーウェアがありがたい。その昔,とは言っても僕の父親くらいの世代では,ラクダの毛や羊毛で作られた「ラクダのシャツ,ラクダの股引き」なんていうものが定番だった。今は技術の進歩で,薄くても暖かい高機 […]

惹かれ合う影

冬になって太陽の角度が低くなったから,陽射しや影が長く伸びている。先日,電車に乗ったら,僕の向かいの座席の無いスペースの壁に,窓の形の明るい陽射しが投影され,そしてその中には座っている僕の影が映っていた。 少し体を斜めに […]

色なき風はどんな色?

秋になると,僕が住んでいる街では夕方の4時に童謡「紅葉」のメロディーが防災放送で流れるようになる。「秋の夕日に 照山もみじ」という歌詞で始まるこの歌を,日本人であれば誰もが聞いたことはあるだろう。歌の2番には「赤や黄色の […]

迷いの窓と悟りの窓

京都の源光庵という禅寺に行ってきた。寺の名前に「光」が入っていること,そしてこの寺には「迷いの窓」「悟りの窓」という有名な二つの窓が並んでいるということで,前から僕はこの寺が気になっていたのである。 窓というのは,採光, […]
無量光─何物にも遮ることのできない光─

無量光─何物にも遮ることのできない光─

もう何十年も前に見た映画なのでうろ覚えなのだけれども,ディズニー映画のピーターパンの中で,ウェンディーという女の子の部屋にピーターパンが自分の影を忘れてしまい,ピーターパンがそれを取り戻しに来るというシーンがあった。 ピ […]

薄暗闇に浮かぶ影

 不覚にも,テニスで自打球を右目に当ててしまった。しばらくは目に強い痛みを感じ,涙がポロポロと止まらない。目をつぶっているのに視覚には白い星がいくつも光っている。強い衝撃のために光視症が起きていたのだ。。 なんとか目を開 […]

4Kの恩恵

 東京では夏のオリンピックが2度,開催された。1度目は1964年。当時,僕はまだ幼い子供だったけれども,白黒テレビで見た開会式や三宅選手の重量挙げのシーンは今でも記憶に残っている。そして2度目の開催は2021年。今や熱帯 […]